順徳院
 
 
 
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「順徳院」

 
 

書籍題名 順徳院
発行 株式会社マディオ
藤原真由美 著
定価 800円+消費税
四六版 200ページ

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2021年は、あの承久の乱から800年。
佐渡でも記念式典が開催されましたが、コロナ禍で佐渡に行くことができず、代わりにこの本を編みました。

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1221年、承久の乱で破れた後鳥羽上皇は隠岐に、そして順徳天皇は佐渡に。順徳天皇の兄である土御門院は、戦には関わらないものの土佐へと三天皇が流罪になりました。

       

隠岐に遠流になった後鳥羽院は、歌をよみ、新古今集の再構築をし、隠岐本といわれる和歌集を作りました。一方、順徳院も佐渡で歌を詠み、宮廷作法を取りまとめた禁秘抄を執筆、精力的な活動をしています。

   

天皇であった方が、遠流先でどのような文化活動を行なっていたのか。佐渡のおける順徳院の日々、村人との関わり、どんなお気持ちで過ごされていたか。歌の師である藤原定家との交流も交えて、ご紹介しています。

     
 

 



小倉百人一首

藤原定家の編纂した小倉百人一首。あまりにも有名なこの秀歌撰集には秘められた物語があります。
最初の歌は、天智天皇と持統天皇の、父と娘の天皇。そして、最後の歌は、後鳥羽院と順徳院の父と息子の天皇。その間に奈良、平安の歌人たちの歌が散りばめられています。

カルタにもなって、日本人に広く親しまれているこの撰集、定家と後鳥羽院、順徳院のと繋がりを暗示しています。


 

 
 

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